父が80歳を超えてからの五年間に遺した段ボール一杯のノートに「知の構造化」の本質と深い学びについて考える貴重な時間を与えてくれました。還暦間近の息子の思いと考えを記してみました。
山形県天童市にある史跡めぐりを中心に、近世の扉を開いた織田信長の人間五十年の真実と本能寺の変以降の織田家がどうなったのか?についてお届けします。
松尾芭蕉が門人の河合曽良とこの地を訪れた時期とほぼ同時期に奥の細道、蝉論争でも有名な山形市にある立石寺(りっしゃくじ)を歩いた記録をお届けします。
2009年4月に始めた「はてなダイアリー」。サービス終了のお知らせに少なからず衝撃を受けた一人です。しかし、それがきっかけとなり、2019年1月下旬から「はてなブログ」への移行作業を開始し、ちょこちょこカスタマイズを加え、本日、新装開店となりました。
会社組織である以上、仮に全株式を所有しているオーナーであっても、他人を一人でも雇用した瞬間から、会社は個人の持ち物ではなく、「社会の公器」となります。当然その時点でさまざまな社会的責任が発生します。
実はここ数年、公私共に徹底的なペーパーレスをココロミていました。プリントアウトしていると、あっという間に積みあがる資料、煩雑になりがちな手書きメモの整理、まとめたアイディアや知見のストックについて徹底したデジタル化作業を行い、データベース…
たいへんご無沙汰しております。お元気ですか?久々の更新となりますが、本日は皆さまにご報告です。TBS系列全国ネット、毎日放送制作の「プレバト」2時間スペシャル、2014年8月21日(木)19:00〜放送「俳句の才能査定ランキング」のお題写真にこのブロ…
浄土宗特別寺院誕生寺は法然上人生誕の地に建久四年(1193)法力房蓮生(熊谷直実)が、師法然上人の命を奉じ、美作=現在の岡山県久米郡のこの地に来て、上人誕生の旧邸を寺院に改めたものです。
時代劇の舞台に選ばれることが多い「本所」界隈。現在の墨田区業平、太平周辺の鬼平犯科帳の舞台となった寺院を巡り歩く写真散歩をお届けします。
ランキング参加中歴史ランキング参加中知識 花のお江戸の名物はこれだ!「東都名物集」 江戸時代後期、世界一の大都市に成長した、花のお江戸では見立てが大流行。前回もそんなお話しをしましたが、 今回は数ある番付のなかから東都の名物を相撲番付表に見立…
江戸・東京の街は何度も壊滅的な打撃、災禍から復興してきた歴史を持っています。明暦の大火をはじめとする50件近い江戸の町を焼け野原にした火事、富士山宝永の大噴火、安政の大地震、関東大震災、東京大空襲、その都度立ち上がってきた歴史を学ぶことも「…
新しい町づくりを目指して造成された江戸は徳川幕府270年の泰平の世を謳歌するという世界史上類例のない都市の歴史を刻むことになります。同時代の西欧諸国が戦乱に明け暮れ、近代を迎えることになったことに比べると、二世紀半にも及ぶ平和な歳月は世界史を…
春の行楽、そのはじまりといえば、梅祭り。暦の上では春とはいえ、まだまだ寒さ厳しい冬でもあるこの時期。写真撮影を愛する散歩好きにとっての楽しみは、やはり探梅記ということになるでしょう。枝ぶり、可憐な花びら、馥郁と薫る春の訪れを告げる匂い。そ…
江戸文化発祥の地であり、文化の中核都市であった浅草で江戸時代末期に始まった浅草名所(などころ)七福神めぐりとたっぷりご紹介します。
前回に引き続き、江戸・東京随一の古刹「金龍山浅草寺」寺域を歩きます。 浅草寺ご本尊示現の地「駒形堂」 浅草寺のご本尊は隅田川から示現され…、という縁起は前回も詳述しましたが、まずはご本尊示現の地、現在の駒形橋近くに立つ「駒形堂」からご紹介して…
東京都内最古の歴史を持つ浅草寺。今回は国内最大級の年間参拝客数を誇り、別名「浅草観音」とも呼ばれる浅草寺をご紹介します。
江戸、東京の名園をご紹介するシリーズも早八回目を迎えました。今回は東京23区の地図を俯瞰で眺めていると、緑地の広大さに驚く白金の森を中心にお届けします。前回ご紹介した池田山公園からも近く、港区白金台五丁目に松岡美術館と自然教育園はあります。
池田山公園は池田家の大名庭園として三田用水を引き込んで作られたという池泉回遊式庭園です。複雑な歴史をたどりますが、当時の雰囲気を残しており、手入れの行き届いた佇まいは今や住民の憩いの場となっています。
皇居東御苑にある二の丸庭園。江戸時代に多く造られた回遊式の大名庭園は単に自然の素材を駆使してつくり上げられた造園藝術ではなく、様々な楽しみを味わい、しかもそこで暮らすという近世日本が生んだ「総合芸術」作品ともいえるでしょう。
江戸・東京の名園を歩くシリーズも五回目。今回は江戸時代の造園手法が明治時代に引き継がれ、岩崎彌太郎によって洗練され完成した名石の庭・清澄庭園をご紹介します。
広さ8,000坪にも及ぶ潮入りの池を中心とした大泉水の眺めは潮の干満によって繊細にその表情を変え、園内に造られた二つの鴨場も往時の面影をいまに伝える国指定特別名勝・特別史跡、浜離宮恩賜庭園。
現存する江戸時代に造られた大名庭園、回遊式泉水庭園・旧芝離宮恩賜庭園の秋・写真散歩をお楽しみください。
武蔵野段丘、南縁の「ハケ」と呼ばれる国分寺崖線を利用した回遊式林泉庭園、殿ヶ谷戸庭園。JR国分寺駅から徒歩数分の距離にあり、和洋折衷の庭園の趣きを楽しめる名園です。
東京都内の名庭園を歩く撮る、写真散歩をシリーズでお届けします。第一回は国指定特別名勝、六義園。この柳沢吉保の和歌趣味を基調とした回遊式築山泉水庭園は江戸時代に造られた大名庭園のなかでも代表的なものです。
梅若という名の起源は隅田川に伝わる「梅若伝説」にあります。能、謡曲、歌舞伎、人形浄瑠璃、海外のオペラとさまざまな作品のモチーフになった梅若伝説をご紹介しましょう。
源頼朝が治承四年(1180)平家との戦いで兵を率いて下総国から武蔵国へと進む途中、ちょうどこのあたりが隅田川の河口付近だったため、船を横に並べさせ、船橋として、兵を渡らせます。全軍が渡る最中、源頼朝は水神の霊気を感じ、水神の森に社殿を造修する…
鐘ヶ淵、向島を歩く 西に隅田川、東に荒川と、東都の二大河川にはさまれた鐘ヶ淵、向島。このあたりは浅草=隅田川の西側からみて対岸に位置したことから向島と総称されます。また歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」や江戸名所図会に数多く細かく描かれ、『東…
新宿区内に七福神巡りが設定された「新宿山ノ手七福神」と新宿総鎮守「花園神社」を歩く写真散歩です。新宿山ノ手七福神は歩く距離も約6kmと比較的短く、新宿御苑駅近くから神楽坂まで、大久保通り沿いに設定されています。
「日本人のこころのふるさと」と形容されるわが国現存最古の歌集、萬葉集。万葉歌を味わっているとさまざまな気象現象、さらには季節の風や月の姿、また雄大な山河の様子、植物や花の生命・存在といった自然と人間のこころとの距離が近いことが分かります。
前篇の日本三奇橋・猿橋に引き続き、「青春18きっぷ」を利用する各駅停車の旅、後編をお届けします。今回のテーマは小海線を始発から終点まで乗り、夏の高原の雰囲気を味わうこと、そして長野県小諸市にある懐古園を訪れることです。