「青春18きっぷ」というJRグループが春・夏・冬の年三回発売している使用期間限定のお得な切符を利用した旅の記録をお届けします。今回のテーマは山梨県大月市にある日本三奇橋のひとつ、猿橋周辺を散策することから始めます。
小藩ながら岡山県だけにとどまらず、日本における近代化の歴史に深く関わる功績を残し、緒方洪庵をはじめ重要な人物を輩出した備中足守藩、現在の岡山市北区足守にある史跡を訪ねます。
山陽道をめぐる旅の第二回、前回の倉敷市美観地区に続き、 倉敷市真備町、町名の由来 歴史上の人物が町名に採用された場所、岡山県倉敷市真備町を歩いてみましょう。大東亜戦争後の六町村合併で誕生した岡山県吉備郡真備町は平成の大合併で倉敷市に編入し、…
倉敷川の流れに沿って白壁の建物が立ち並び、美しい掘割りがあり、柳の並木が風に揺れる倉敷美観地区。歴史・文化の保存、町並み整備を全国の自治体の中でも先端を走って推し進め、他のお手本となってきた町の歴史を探訪する散歩をご紹介します。
江戸の時代に行われた大開発において水路と河川の整備は経済の発達と共に幕府の重要な課題でした。18世紀後半から19世紀にかけて世界最大の都市に成長した江戸の町は水の都でもあったのです。
葛飾柴又の花火大会や隅田川花火大会とゲリラ豪雨、激しい雷雨で中止が相次いだ今年のお江戸、東都の花火。東日本大震災前の2009年には139万人の人出によって、観客動員数日本一と認定された江戸川花火大会2013は8月3日(土)無事行われました。 東京は住宅…
縁結びの神様、国造りの神として知られる大国主大神を祀る出雲大社(いずもおおやしろ)。八百萬の神々が集う日本神話のふるさと、出雲大社を今回はゆっくり撮り歩きます。
香川県高松市にある池泉回遊式大名庭園、栗林公園。平庭部分の面積は約16万平方メートル。紫雲山のふもとに広がる宏大な庭園は北庭と南庭に分かれ、6つの大池泉と13の築山を調和させた趣きの異なる見事な景観を作り出しています。 まさに一歩一景の美しさ、…
松平頼重は讃岐高松入部直後から高松城の修築に乗り出し、城下町には上下水道を敷設し、武家屋敷の拡充に努めます。さらに寛文十年には高松城天守閣を建て替え、二年後には東の丸、北の丸の築造など高松城普請を行い、高松城を完成させます。近世城郭の海城…
白金台から続く台地は目黒駅を南端に、一気に南へ下ります。その非対称形の谷間を目黒川が流れています。「この谷は江戸から大正にかけて都心と郊外を分ける自然的境界となっていた」と日本地名大辞典に書かれています。江戸時代中頃までは行人坂が白金と目…
夏至から七夕へ。一年で一番昼が長く、雨の似合う花の咲く季節。半夏生は農事暦でみても、この日までに田植えを終わらせる重要な節目です。今回は向島百花園周辺を散歩します。
お江戸日本橋の歴史 江戸幕府開府と同じ慶長8年(1603)に架橋された日本橋。翌年には日本橋が五街道(=東海道、中山道、日光街道、奥州街道、甲州街道)の基点に定められてからは交通、運輸の中心となった「町人地」でもありました。 日本橋の橋銘 「日本…
上州路歴史散歩(後編) 上州路歴史散歩の後編は新田荘(庄)=群馬県太田市周辺の史跡をめぐります。 新田金山城址 まず太田市の中央にそびえる標高235.8メートルの独立峰、金山(かなやま)に築かれた山城、新田金山城址を歩いた記録から始めましょう。 金…
上州路歴史散歩(前編) 今回は「つる舞う形の群馬県」、「太田金山子育吞龍」と「上毛かるた」にある群馬県太田市、大泉町に残る史跡巡りの記録をお届けします。群馬県の歴史散歩 (歴史散歩 (10))作者: 群馬県高等学校教育研究会歴史部会出版社/メーカー: …
夏が来る、その気配を街歩きで見つけた花木に感じながら、今回は徳川幕府直轄御米蔵の町、江戸経済の中心地であった蔵前から隅田川を挟んで向島あたりを散歩します。
小石川養生所跡である小石川植物園で吉宗の医療改革とその功績について考えます。享保の改革を推し進めた徳川吉宗は血を流す戦に依拠せず、日本を近代化へと進めた為政者だったのです。
江戸時代にたったひとりだけ、三日間馬上に縛られ、江戸市中、引き回しの上、火炙りの刑に処せられた女性がいます。その名は「八百屋お七」、罪名は「火付け」という大罪。
都会のオアシスといえば、皆さんはどんな場所を想像するでしょうか。渋谷を中心にして東京都を東西に分けると、私の場合、東は軽く数百回を超える訪問回数の日比谷公園と西東京では等々力渓谷を思い浮かべます。新緑の季節、GWの一日、その二カ所を歩いて…
花木が大切に育てられている東都の古刹といえば、関東三大師のひとつ、西新井大師。写真散歩には最高の場所です。庭園も見事に整備され、特に牡丹は江戸時代文化文政年間から名所として知られていたと多くの書物に残っています。
墨東に暮らして34年目。東京23区もいろいろ歩き回ってきましたが、なぜか不思議と縁の薄いまま過ごしてきた板橋区を今回は歩いてみます。 板橋十景散歩 二輪草群生地(赤塚公園) きっかけは高島平駅すぐそば、赤塚公園内にある都内最大の「二輪草の群生地が…
日本三名園の一つ、水戸偕楽園。「民と偕(とも)に楽しむため」の施設という構想があり、同時に飢饉と軍用に備え、非常食とするために梅の木を植えさせたことがその名の由来です。
吉備路を巡る旅、三回目となる今回は江戸時代初期、名君の誉れ高き岡山初代藩主池田光政公、二代藩主池田綱政親子にみる「名君の条件」と日本三名園のひとつ岡山後楽園と隣接する岡山城を中心に話を進めてまいります。
全国で唯一の独創的な「比翼入母屋造」、それゆえ「吉備津造」と呼ばれるようになった美しい本殿および拝殿が国宝に指定されている吉備津神社。日本書紀にもその名前がある由緒も格式もあるこの立派な社は岡山市西部、歌枕にもある「吉備の中山」、その西麓…
岡山県にある備中国分寺は、聖武天皇が天平13年(741)に仏教の力を借りて天災や飢饉から人々そして国を守ること (鎮護国家)を目的に建てられた官寺の一つです。
時をさかのぼり、歴史上の人物に会うことができ、質問が出来る。そんな魔法が使えるとしたら…。あなたは誰に会いたいと思いますか?私は迷わず松尾芭蕉と答えます。
雪の降る金沢市内を歩く特集第二弾。長町武家屋敷、室生犀星記念館、尾山神社、近江町市場、ひがし茶屋街散策します。
加賀百万石を築いた前田家 江戸時代、徳川政権下で最大の外様大名として、米本位制のなか金沢を百万石を超える豊かな藩に育てた名門前田家。豊臣秀吉政権下で五大老の一人として最も重要な役割を果たした前田利家を祖とし、現在の石川県金沢市に江戸、京都、…
四季折々、季節の移ろいを言葉で表現し、暦のなかで確認してきた古の日本人。 中国暦や西洋暦などを参考にして、日本人が国土風土に合わせアレンジして、使ってきた暦。二至二分、四立、五節句、二十四節気、七十二候、雑節、これらの言葉は農事暦としての役…
千住宿千寿七福神めぐり 千住宿の歴史 江戸時代、徳川幕府の政策として名高い五街道の整備。日光街道、奥州街道の初宿として栄えた千住。歴史をさかのぼると鎌倉時代から宿場町として開拓され、水戸佐倉海道とも呼ばれたルートにも入ります。さらには隅田川…
播州赤穂浅野家の菩提寺、忠臣蔵でも重要な役割を果たす泉岳寺を起点に高輪、旧品川宿周辺の史跡をめぐる写真散歩をお届けします。