夫婦写真散歩のススメ

歩く速さで、街の新陳代謝や季節の移り変わりをゆっくり、丁寧に味わってみましょう。

恋草からげし八百屋お七物語異聞(駒込吉祥寺、大圓寺、円乗寺)

江戸時代にたったひとりだけ、三日間馬上に縛られ、江戸市中、引き回しの上、火炙りの刑に処せられた女性がいます。その名は「八百屋お七」、罪名は「火付け」という大罪。

日比谷公園、等々力渓谷

都会のオアシスといえば、皆さんはどんな場所を想像するでしょうか。渋谷を中心にして東京都を東西に分けると、私の場合、東は軽く数百回を超える訪問回数の日比谷公園と西東京では等々力渓谷を思い浮かべます。新緑の季節、GWの一日、その二カ所を歩いて…

西新井大師、荒川土手散歩

花木が大切に育てられている東都の古刹といえば、関東三大師のひとつ、西新井大師。写真散歩には最高の場所です。庭園も見事に整備され、特に牡丹は江戸時代文化文政年間から名所として知られていたと多くの書物に残っています。

板橋十景散歩/赤塚溜池公園、東京大仏(乗蓮寺)、板橋区立赤塚植物園。

墨東に暮らして34年目。東京23区もいろいろ歩き回ってきましたが、なぜか不思議と縁の薄いまま過ごしてきた板橋区を今回は歩いてみます。 板橋十景散歩 二輪草群生地(赤塚公園) きっかけは高島平駅すぐそば、赤塚公園内にある都内最大の「二輪草の群生地が…

水戸偕楽園

日本三名園の一つ、水戸偕楽園。「民と偕(とも)に楽しむため」の施設という構想があり、同時に飢饉と軍用に備え、非常食とするために梅の木を植えさせたことがその名の由来です。

岡山城、岡山後楽園、名君の条件

吉備路を巡る旅、三回目となる今回は江戸時代初期、名君の誉れ高き岡山初代藩主池田光政公、二代藩主池田綱政親子にみる「名君の条件」と日本三名園のひとつ岡山後楽園と隣接する岡山城を中心に話を進めてまいります。

吉備津神社

全国で唯一の独創的な「比翼入母屋造」、それゆえ「吉備津造」と呼ばれるようになった美しい本殿および拝殿が国宝に指定されている吉備津神社。日本書紀にもその名前がある由緒も格式もあるこの立派な社は岡山市西部、歌枕にもある「吉備の中山」、その西麓…

備中国分寺

岡山県にある備中国分寺は、聖武天皇が天平13年(741)に仏教の力を借りて天災や飢饉から人々そして国を守ること (鎮護国家)を目的に建てられた官寺の一つです。

銀山温泉雪景色とおくのほそ道

時をさかのぼり、歴史上の人物に会うことができ、質問が出来る。そんな魔法が使えるとしたら…。あなたは誰に会いたいと思いますか?私は迷わず松尾芭蕉と答えます。

長町武家屋敷、室生犀星記念館、尾山神社、近江町市場、ひがし茶屋街散策

雪の降る金沢市内を歩く特集第二弾。長町武家屋敷、室生犀星記念館、尾山神社、近江町市場、ひがし茶屋街散策します。

金沢兼六園、雪景色・ライトアップ

加賀百万石を築いた前田家 江戸時代、徳川政権下で最大の外様大名として、米本位制のなか金沢を百万石を超える豊かな藩に育てた名門前田家。豊臣秀吉政権下で五大老の一人として最も重要な役割を果たした前田利家を祖とし、現在の石川県金沢市に江戸、京都、…

節分祭、葛飾区堀切散歩

四季折々、季節の移ろいを言葉で表現し、暦のなかで確認してきた古の日本人。 中国暦や西洋暦などを参考にして、日本人が国土風土に合わせアレンジして、使ってきた暦。二至二分、四立、五節句、二十四節気、七十二候、雑節、これらの言葉は農事暦としての役…

千寿七福神(千住七福神)

千住宿千寿七福神めぐり 千住宿の歴史 江戸時代、徳川幕府の政策として名高い五街道の整備。日光街道、奥州街道の初宿として栄えた千住。歴史をさかのぼると鎌倉時代から宿場町として開拓され、水戸佐倉海道とも呼ばれたルートにも入ります。さらには隅田川…

泉岳寺、東禅寺、高輪潮の香散歩

播州赤穂浅野家の菩提寺、忠臣蔵でも重要な役割を果たす泉岳寺を起点に高輪、旧品川宿周辺の史跡をめぐる写真散歩をお届けします。

葛西神社と業平山南蔵院(しばられ地蔵)

「葛飾」の歴史をさかのぼると、正倉院文書にもその地名が書き記されているように奈良時代、律令制国家建設のなかで令制国として広大な領地を有する大国と定められた下総国にその起源はあります。そして下総国の国府、中心地は葛飾郡でした。以前市川真間の…