加賀百万石を築いた前田家
江戸時代、徳川政権下で最大の外様大名として、米本位制のなか金沢を百万石を超える豊かな藩に育てた名門前田家。
豊臣秀吉政権下で五大老の一人として最も重要な役割を果たした前田利家を祖とし、現在の石川県金沢市に江戸、京都、大阪に次ぐ日本第四の都市を築きあげました。
高い教養と仁徳を備えた加賀前田家五代当主にして加賀藩四代藩主、前田綱紀公の仁政によって、日本屈指の城下町を作り、文化の香り高い産業も育ちます。
伝統と独創の加賀文化
加賀友禅、漆器、金箔工芸品、加賀蒔絵、大樋焼、九谷焼、そして茶道と共に生き続けてきた和菓子の伝統と独創など、歴史に学び、革新を続けながら、現代まで脈々と伝えられる金沢。
- 作者:中村 彰彦
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: 文庫
石川県の「日本一」
金沢市のある石川県の日本一といえば、金箔の生産シェアNo.1、楽器購入額、和菓子、洋生菓子(ケーキ)、チョコレート、アイスクリーム・シャーベット、キャンディー、珈琲と一人当たりの消費量日本一。
弁当忘れても傘忘れるな
さらに年間雨日数、雷日数共に日本一などなど、地元の方に伺うと「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉もあるほど天候が変わりやすいなか、労働時間も日本一だったこともある、豊かな食文化と働きモノの街だということが統計上からも分かります。
古都金沢の魅力
金沢駅を降り、街を歩くと、まずゴミが落ちていないですし、とにかく流れる川の水がキレイだということに気付きます。河川が美しい街は文化水準が高いことも古今東西、歴史が証明しています。お見事です、古都金沢。
そして文化、歴史、伝統が息づき、日本が世界に誇る年間来館者150万人を超える公立美術館の雄、金沢21世紀美術館をはじめとする藝術の街、金沢は同時に食文化の豊かな街。
私にとっては昭和の麗しき文化、喫茶店の充実ぶりが何とも嬉しく、さらに特筆すべきは魚介類の美味しさ、治部煮をはじめとする郷土料理の豊かさ、しかも日本酒も旨い!冬の金沢は毎年訪れたい街です。
金沢兼六園
今回は金沢の中心地にある日本三名園のひとつ、兼六園を歩きます。
兼六園公式ウェブサイト
文化財指定庭園 特別名勝 兼六園
初日は夕飯を食べるのも忘れて、ライトアップされた兼六園を歩きました。
金沢城公園石川門
林泉回遊式大名庭園、金沢兼六園
江戸時代を代表する林泉回遊式大名庭園である兼六園。
宋の時代に生きた詩人・李格非が書いた「洛陽名園記」の文中から採った、「宏大(こうだい)、幽邃(ゆうすい)、尽力、蒼古(そうこ)、水泉、眺望」の六勝を兼備したという意味で「兼六園」と名付けられた庭園。
現在は文化財指定庭園、特別名勝にも指定される日本を代表する名園です。そのライトアップ、気温は氷点下にも関わらず、たっぷり3時間、夜の写真散歩でございます。
中一日置いて、朝から雪が降るなか再び入園です。
金澤神社
加賀藩11代藩主前田治脩(はるなが)が寛政六年(1794)に、兼六園の現在の梅林の地に藩校明倫堂を建て、その鎮守社として金城霊澤のほとりに、学問の神であり前田家の先祖でもある菅原道真公の御舎利を奉斉する神社を創建しました。
金澤神社公式ウェブサイト
http://www.kanazawa-jj.or.jp/index.html
それではこたつの中からでもOK!バーチャル参拝をどうぞ。
金城霊澤
金沢の地名の由来でもあります。
あんころもちと金箔入りのお茶で小休止したあと、
ふたたび園内を写真散歩。
金沢城石川門へ。
気付けば4時間30分。寒さも忘れ、古傷のせいでかなり張りのあったふくらはぎも、バンテリンふくらはぎサポーターのおかげでまったく問題なし!その絶大な効果に感激しながらの雪の兼六園散歩でした。
バンテリンサポーター ふくらはぎ アシスト 大きめサイズ ふくらはぎ周囲 37~42cm
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本日のBGM
日吉真澄ピアノソロ
目次:本日の記事を振り返ります
<2019年12月4日改稿>