向島百花園の夏

残暑厳しき折、いかがお過ごしでしょうか？

そんな夏の便りがいろいろな方から届きます。

こうしたお見舞いの葉書にあるイラストに
西瓜、へちま、かき氷の暖簾が描かれていることがあります。

残暑見舞いの葉書に夏の味を描いた涼しげなイラスト。

夏の青空に誘われて、緑陰を求め、

我が家の夏の味、じっくり煮出した麦茶を携帯ポットに入れて、

夏の花が咲き誇る向島百花園に出かけてみました。

向島百花園

向島百花園｜公園へ行こう！

東京都公園協会のホームページによると、向島百花園は、

文化・文政時代、仙台出身の佐原鞠塢によって開設されました。開設当時、太田南畝をはじめとした文人墨客が数多く常連客として訪れ、作庭にも江戸庶民の趣向をこらしました。その後も、１１代将軍家斉公などの賓客ともに、江戸庶民の行楽の場として「春夏秋冬花不断　東西南北客争来」の盛況を得、明治へ時が移ってもご幼少時代の昭和天皇、伊藤博文や乃木将軍など多くの人々に愛されてきました。

明治にうつり、数多くの工場が周辺にできるなどの環境の変化、またたびかさなる隅田川の洪水により疲弊してきましたが、大正時代初期に小倉常吉氏の支援により息を吹き返し、昭和８年、国指定の「名勝・史跡」となりました。その後、小倉氏の遺志により百花園は東京市に寄付をされ、昭和１４年に東京市の公園として再開園されました。

昭和２０年３月の東京大空襲にで全園焼失しましたが、昭和２４年に復興園地として再開され現在に至っています。

とあります。

３０余基の文人墨客たちの句碑も緑に覆われる季節、

向島百花園の夏の午後、水遣りのスプリンクラーと木漏れ日が美しく木々や草花を照らします。

見頃を迎えた向島百花園に咲く夏から初秋が旬の花々…。

カノコユリ

タカサゴユリ

トウテイラン

玉簾（たますだれ）

マツムシソウ

ジンジャー

カクトラノオ

蝉時雨を全身に浴びながら歩くと、ところどころで見掛ける…、

蝉の抜け殻

蝉が苦手の方も多いようなので、若干小さめのサイズで。
写真をクリックするとオリジナルサイズでもご覧いただけます。

へちまの花

桔梗

おみなえし（女郎花）

コムラサキシキブの実

秋には薄紫色に染まります。

りんご

萩のトンネル

向島百花園名物「萩のトンネル」も緑に覆われてきました。

萩まつりのご案内

春夏秋冬花不断、花をたやすことなく守られる向島百花園の夏をお届けしました。

園内から望むスカイツリー

本日のＢＧＭ
蛇足ながら、本日は小生の誕生日。半世紀生きた私のこころに深く深く沁みるこの曲を。

さだまさし「いのちの理由」

いのちの理由（PV）／さだまさし

いのちの理由/笑顔をみせて~for tomorrow~

いのちの理由

美しい朝