夫婦写真散歩のススメ

歩く速さで、街の新陳代謝や季節の移り変わりをゆっくり、丁寧に味わってみましょう。

隅田川七福神めぐり、17,428歩。

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2010年1月3日、年男、年女夫婦の開運祈願写真散歩。

まずはスカイツリーを見に、業平橋へ。

現在254メートルに成長。


計画の634mまでにはまだまだ長い道程。

工事の無事を祈ります。

今週のお題2010年新春の一枚は向島散歩から。

家内安全、商売繁盛、父の病気平癒、姪の受験合格などもろもろをお願いするため、
江戸文化年間に開闢され、文人墨客に愛された隅田川七福神を巡ってみることに。

七難即滅、七福即生、万姓安楽、素晴らしい言霊が宿る七福神の語源。
これを聞いちゃぁ、いかざぁ、なるめぇ、ってなわけで歩く、歩く。

まずは菊屋さんで海苔を購入するために業平橋から向島・桜橋通りへ。

桜橋通りで「はるこま」さんの七福神巡りのポスターを見たと思ったら、

偶然にも本物の「はるこま」一座のまちまわりに出会う。こいつは春から縁起がいいやぁ。
今年はとっても良いことありそうな予感。

向島の名店、季節の生ジュースとくるみパンの「カド」さんを訪問する「はるこま」ご一行さまをパチリ。

三囲(みめぐり)神社

見番通りに入り、三囲(みめぐり)神社=恵比寿神、大國神へ。

まずは三囲神社鳥居からメモ。

左甚五郎作と伝えられる大國、恵比寿は越後屋(現在の三越)から贈られたので、
境内の至るところに三越の名が見られます。

それでは皆さん、しばし、バーチャル参拝をお楽しみください。

弘福禅寺

参拝後、再び見番通りに戻り、弘福寺(布袋尊)へ。

弘福禅寺は黄檗宗で中国風の特色を持つ禅宗建物。

布袋尊は七福神のなかで唯一実在した中国の禅僧で弥勒の化身と言われていますね。

咳の爺婆尊像は風外和尚が修行中両親を偲んで刻んだもので、
風外の石像だから、風邪除けの信仰を集めます。
それゆえ、ここは咳止め飴が名物です。

長命寺

続いて徳川家三代将軍、徳川家光が鷹狩りのためこの地を訪れ、その途中に腹痛を訴え、
寺内の井戸水で薬を飲み快癒したことから「長命」を寺号とした「長命寺」へ。

弁財天は河(水)の神様、蛇がお使いとして選ばれたことから巳の日に参拝する風習があります。

和菓子好きの我が夫婦にとって、長命寺といえば、桜餅。
元日から営業しています。ちなみに近くにある言問団子も元日から営業です。

今日はしっかり参拝。

善男善女のお正月の楽しみ、隅田川七福神めぐりも中盤。


ここから1kmほど離れたところに向島百花園(福禄寿尊)がありますので、道を急ぎます。

向島百花園

向島百花園、今日一月三日まで入園料無料、
ただし午前九時から午後五時が開園時間ですので、ご注意を。

文化元年(1804年)に開かれた向島百花園に集まる江戸の町民文化を代表する
文化人(文人墨客)の発案で隅田川七福神巡りが始まったとのこと。

福禄寿尊像は百花園の草花にちなみ、本草の神として信仰されていたそうです。

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ七草(春の七草)。

千客万来、商売繁盛の信仰を集めた祭神猿田彦命はもともと道案内の守り神。

隅田川七福神のなかでなかなか見つからなかった寿老人を白い鬚の長寿の神様として、
白鬚大明神に当てたことから「神」としている白鬚神社へ。

白鬚神社


しばしバーチャルご参拝をどうぞ。

寿老人もここ白鬚神社では寿老神と「神」の文字が充てられています。

多聞寺

日がだいぶ傾いてきました。
ここから1,500mほど離れた場所にある多聞寺(たもんじ)へ急いで向かいます。

本尊の毘沙門天は弘法大師の作と伝えられています。

ではふたたびバーチャルご参拝を。


帰りに萱葺きの立派な門をくぐって、隅田川七福神巡りは無事終了。

Q&Aを参考に七草までのあいだ、隅田川(向島)七福神へぜひお出かけください。

我が夫婦の万歩計は17,428歩を計測。
疲れも残らず、寒風に負けず、良い汗をかいた一日になりました。


良い汗かいたら、ちょっと一杯なんて方は、下町の酒都「京成立石」酔いどれガイドでも。
鳩山由紀夫総理、仙谷由人行政刷新担当大臣も訪れた
京成立石酔いどれレポートはこちらからどうぞ(苦笑)。


追記/江戸東京七福神めぐり

夫婦写真散歩アーカイブス(URL)が初詣プランニングの一助になれば幸甚です。