夫婦写真散歩のススメ

歩く速さで、街の新陳代謝や季節の移り変わりをゆっくり、丁寧に味わってみましょう。

葛西神社と業平山南蔵院(しばられ地蔵)

「葛飾」の歴史をさかのぼると、正倉院文書にもその地名が書き記されているように奈良時代、律令制国家建設のなかで令制国として広大な領地を有する大国と定められた下総国にその起源はあります。そして下総国の国府、中心地は葛飾郡でした。以前市川真間の…

下谷七福神、小野照崎神社

下谷七福神めぐり+小野照崎神社 江戸開府から410年、その歴史と文化を味わう新春開運散歩。今回は下谷七福神とその道中、学問芸能のご利益で有名な小野照崎神社を歩く散歩コースをご紹介します。 江戸時代の大規模災害と復興の歴史 さて江戸開府後、267年と…

深川七福神

仏教、道教、神道において尊崇された天部や神、インド、中国、日本と国際色豊かな福の神オールスター七柱を集め、神仏習合という日本的な信仰スタイルから生まれた七福神。今回は深川七福神めぐりをご紹介します。

富士山

日本最高峰の独立峰にして、その美しく、神々しい姿は数々の芸術作品に影響を与え、古くから神聖視され信仰の対象にもなってきました。日本文学史においても数多くの作品が残されています。富士山を真正面から堂々ととらえた最初の作品を味わいます。萬葉集…

2012年夫婦写真散歩総集編

今週のお題、「2012年、どんな年だった?」とはてな様に問われ、この一年を振り返ってみます。 メインテーマは「歩く速さで街を丁寧に眺める」こと。 こころとカラダを動かしながら、発見や気付きによって、どんどん気持ちが澄んでいく。 時に慌ただしく、時…

晩秋の江戸東京散歩

前回までの奈良大和路散歩で、勝手に命名して盛り上がっております「本歌撮り」。初冬の街並みに留まる秋の名残をテーマに、元となる和歌を求めて、萬葉集、古今和歌集、新古今と時代の流れに沿ってじっくり読み込むと、いろいろなイメージが湧くものです。…

華厳宗大本山東大寺

奈良時代、聖武天皇の治世下で進められた国家的大事業のシンボル、東大寺大仏殿造立。平城京の東にある大寺(官立寺院)=「東之大寺」、それが東大寺の名前の由来です。

豊山神楽院長谷寺(奈良県桜井市)

奈良県桜井市初瀬、ここは古事記、日本書紀を筆頭に夥しい数の文学作品にその名を刻む土地であります。今回はその初瀬山中腹に広がる壮大な寺院、全国に300はある「長谷寺」の総本山、豊山神楽院長谷寺を歩いた旅の記録をお届けします。

「まほろば」と歌詠みたちの光芒(奈良公園、春日大社、興福寺)

「大和は国のまほろば」。「まほろば」という言葉は「真秀+らま」の転訛で、景観が本当に美しい、住みやすい素晴らしい場所という意味に用いられてきました。大和路を中心に、錦秋の奈良を歩いた三日間13万8,000歩越えの記録を三回に分けてお届けします。

成田山新勝寺(千葉)

「成田屋!」という威勢の良い掛け声、沸き起こる喝采。歌舞伎の屋号、その始まりともいわれる名跡「市川團十郎」の屋号であります。初代市川團十郎の父・堀越重蔵は成田山新勝寺に近い下総国埴生郡幡谷村に住んでいて、新勝寺とは少なからず縁があったとい…

建長寺(鎌倉五山第一位)

今回は臨済宗建長寺派大本山、「巨福山建長興国禅寺」(通称:建長寺)をご紹介します。

円覚寺(鎌倉五山第二位)

JR北鎌倉駅。鎌倉を代表する寺院が集まることから、昭和初期、地元の皆さんの要請で参詣者の便を図るために作られた駅舎は緑に包まれた山の谷間にある円覚寺の境内に位置し、静かな住宅地に囲まれています。

鎌倉大仏造立の謎<国宝阿弥陀如来坐像>

国宝鎌倉大仏。実はいつ、誰が、どんな目的で造立しようとしたのか、またいつ完成したのか、正確な記録が見つかっていません。謎が謎を呼ぶ国宝鎌倉大仏について特集します。

山口県長門峡、SLやまぐち号

秋の柔らかい陽射し。今回は山陽道で感じる秋。深まりゆく秋をお届けします。 岡山県倉敷市酒津公園(枝垂れ柳) 秋の爽やかな風に揺れる柳に感じる美しさ。空の青みの清々しさを映す湖面に小さな秋を見つけました。 初夏、山陽道の水田で見つけた豊年えび。…

秋は夕暮れ/「国語便覧」と小西甚一著「古文の読解」

「今、読みたい本」という今週のお題について、しばらく空を眺めながら考えてみました…。 最近意識して作る「時間」があります。PCの電源を入れず、テレビも一日じゅう見ないことによって作る新鮮で心豊かな時間。しかし本を読むことだけは止めず、毎日自…

盛岡城、盛岡八幡宮、櫻山神社

北緯40度の文化的脈動というテーマに沿って、岩手県盛岡市の史跡を歩いた写真散歩の記録をお届けします。盛岡市の古代には蝦夷が独自の文化圏を有していたと思われ、上田蝦夷森古墳群からは「衝角付冑」や「蕨手刀」などが見つかり大和朝廷とは異なる生活形…

宮沢賢治のふるさと、イーハトーブの森を歩く。

1933(昭和8)年病床で「昭和三陸地震」に遭遇し、その年、37年の短くも烈しい人生の幕を閉じた「宮澤賢治」ゆかりの地、三ツ石山、松川地熱発電所周辺の森を歩いた写真散歩の記録です。

建勲神社(山形県天童市)

前回ご紹介した山寺(宝珠山立石寺)に続き、初夏、山形を歩いた記録から。将棋の駒、温泉の街として有名で、サッカーJリーグ、モンテディオ山形の本拠地、天童市。サクランボ、ラ・フランス、リンゴ、ブドウ、蕎麦など名産品も数多く、芋煮、ナスを塩・唐…

翠雨の山寺(宝珠山立石寺)

今回は夏に降る雨の名前、文字通り「翠雨(すいう)」のなか、2012年7月中旬、山形市にある立石寺(りっしゃくじ)=通称「山寺」を歩いた記録をお届けします。

国土安穏寺・炎天寺(東京都足立区)宇都宮釣天井事件の真実を探り、小林一茶ゆかりの寺を訪ねる旧日光街道歴史散歩

ここは国土安穏寺。室町時代、応永17年(1410年)、日通聖人による開山の古刹です。江戸時代には二代将軍徳川秀忠・三代将軍徳川家光がこの地を訪れたときの御膳所となった由緒あるお寺で、徳川家祈願所および位牌安置所でした。

皇居東御苑

ここは東京都千代田区千代田一丁目一番地、皇居であります。皇居東御苑内では四十七都道府県の「木」が植えられ、解説もついています。長崎県のように複数存在する場合もこのように植樹され紹介されています。出身県を探してみるのも一興かと思います。

空飛ぶお不動さま、飛不動尊(龍光山正寶院)

飛不動尊、このお寺をさらに有名にしたのが日本じゅうに勇気と希望をあたえてくれた歴史的快挙「はやぶさ」の帰還。はやぶさのプロジェクトリーダー川口淳一郎博士がここへ来て、お祓いを受け、無事の帰還に至ったというエピソードです。

赤坂豊川稲荷東京別院

東京の坂道を歩く夫婦写真散歩。今回は港区赤坂にある芸能界から篤い尊崇を集める曹洞宗のお寺、豊川稲荷東京別院をご紹介します。

平河天満宮(千代田区平河町)

江戸時代に名付けられた由緒ある坂の名前が多く存在する東京の坂道を歩く夫婦写真散歩。今回は千代田区平河町にある平河天満宮を中心にお届けします。

名主の滝公園

夏空は毎日、さまざまな姿を刻一刻と変化させながら、朝な夕なに、夏が好きな人のこころに、多くの記憶を刻んでいることでしょう。 墨東の朝、夏空 朝日が描く雲の虹化粧 夏、青空と雲の記憶 日々の泡もストレスも入道雲と 深く濃い空の青みを眺めることで溶…

王子稲荷神社

地上では蒸し暑さが残っていても大空に湧き上がる入道雲と筋状に流れる雲に 夏と秋が交差する瞬間を写し、感じ取ることが出来ます。 季節の移り変わりはまずは空から。 空を眺めているとストレスも溶けていきそうです。 今回は新緑が映える季節、休日の午後…

品川神社

国道15号線、通称第一京浜国道沿いに面した高台に鎮座する品川神社。旧東海道品川宿のかつての賑わいを偲ばせる京急新馬場駅に近く、アクセスも良い場所です。石造りで大鳥居に巻きつく昇り龍と下り龍が見事です。 大黒天石像 第一京浜に面した大鳥居脇で優…

自然教育園(港区白金)

広大な敷地を誇る自然教育園には入場制限があり、300人を限度にそれ以上入れないというポリシーもあるそうです。東京森林浴散歩の場所として、混雑もなく、のんびり過ごせます。

向島百花園の夏

文化・文政時代、仙台出身の佐原鞠塢によって開設されました。開設当時、太田南畝をはじめとした文人墨客が数多く常連客として訪れ、作庭にも江戸庶民の趣向をこらしました。その後も、11代将軍家斉公などの賓客ともに、江戸庶民の行楽の場として「春夏秋…

江戸川花火大会、墨東の夏(花扇七草)

花扇七草とは「菊、桔梗、蓮、女郎花、しますすき、小車、せんのう」の七草です。